南九州市の新庁舎建設計画 賛否問う住民投票条例案を否決
南九州市議会は市が計画する新庁舎建設の賛否を問う住民投票条例制定の議案を否決しました。
南九州市が進める新しい庁舎の建設計画を巡っては基本計画の時に見込んだ事業費が物価高騰などの影響で45億円から約64億円に膨らみました。
建設費用の見直しを求める市民団体は建設計画の賛否を問う住民投票条例の制定を市長に直接請求していました。
住民投票を行うかどうか市議会で採決が行われ賛成が少数で否決されました。
(南九州市 塗木弘幸市長)
「議会からこの条例制定反対の評決もらったので住民投票は行われない。金額は大きくなったがこの金額で進めていきたい」
市は新しい庁舎の建設を知覧茶業振興センター跡地に計画していて、2026年の完成を目指しています。