「経験したことのないような暴風 高波 高潮」最大級の警戒を呼びかけ 一部の家屋が倒壊する恐れも
暴風・波浪特別警報の発表に伴い気象台は臨時の会見を開き、最大級の警戒を呼びかけました。
(鹿児島地方気象台植田亨台長)
「経験したことのないような暴風、高波、高潮の恐れがありますので、これらに最大級の警戒をお願いします」
気象庁は、28日午後1時に暴風と波浪の特別警報を発表。一部の家屋が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹く見込みだとしています。
また、台風の動きがゆっくりのため降り始めからの総降水量が増え、記録的な大雨となる恐れがあります。そのため「大雨特別警報を発表する可能性がある」と最大級の警戒を呼びかけました。
線状降水帯が発生した場合には、局地的にさらに雨の量が増える恐れがあるとして、十分な安全対策をとってほしいとしています。
(鹿児島地方気象台植田亨台長)
「自分の命、大切な人の命を守るために地元の市町村が発令する避難情報に従って早めに身の安全を確保するようにお願いします」
暴風が吹き始める前に、頑丈な建物へ避難するよう呼びかけています。
気象庁は会見後、数十年に一度の高潮の恐れがあるとして、高潮特別警報も出しています。