気象庁は13日午後、鹿児島県屋久島町の口永良部島の火山活動が高まっているとして噴火警戒レベルを入山規制の３に引き上げました。

　気象庁によりますと、口永良部島では今月に入り、古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が多い状態となっています。また、去年６月下旬から１１月頃にかけて古岳付近の膨張を示す変動が観測されており、現在も膨張した状態が続いています。
　
　新岳火口および古岳火口から概ね２ｋｍの範囲や向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、気象庁は13日午後0時35分、火口周辺警報を発表し、口永良部島の噴火警戒レベルを入山規制の３に引き上げました。

　新岳火口および古岳火口から概ね２ｋｍの範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒が必要です。