2023年のおはら祭に旧統一協会の踊り連が参加していた問題を受けて、「おはら祭振興会事務局」が今年の祭りから新たに一定の参加基準を設けることがわかりました。振興会がふさわしくないと判断した踊り連について、参加を断れるなどとなっています。

　秋の風物詩、おはら祭は2023年11月、4年ぶりに新型コロナによる観覧場所などの制限がない形で開かれました。その後、旧統一教会「世界平和統一家庭連合」の踊り連が参加していることが分かり、鹿児島市民から疑問視する声などが多く寄せられました。

　鹿児島市などでつくる「おはら祭振興会事務局」は、「広く市民に参加してもらいたい」としてこれまでは踊り連の参加基準を設けていませんでしたが、一連の問題を受けて新たに設けることを決めたことがわかりました。「参加をお断りする踊り連」という項目で複数の基準を設け、参加がふさわしくない踊り連については参加を断ることが可能としています。

　既に役員などの承認は得られていて、28日開かれる「おはら祭振興会」の総会で正式に発表される予定です。

　2023年、旧統一教会の踊り連が参加したことについて鹿児島市は「問題ない」としながらも、2024年以降の対応については「社会情勢などを見ながら検討したい」としていました。