おはら祭“旧統一教会”問題受け参加基準 7つの基準設け事前に審査し参加
2023年のおはら祭に旧統一協会の踊り連が参加していた問題を受け、事務局は2024年から踊り連に参加基準を設けることを28日、正式に発表しました。また、2023年のポスターで桜島の写真を反転させていたことについてはチェック体制を強化し再発防止に努めたいとしています。
秋の風物詩、おはら祭は毎年11月に開かれ、天文館一帯を練り歩く総踊りが見どころの1つです。2023年の祭りでは開催後に旧統一教会「世界平和統一家庭連合」の踊り連が参加していたことが分かり、鹿児島市に疑問視する声などが37件寄せられたということです。
鹿児島市などでつくる「おはら祭振興会事務局」はこれまで踊り連の参加基準を設けていませんでしたが、一連の問題を受けて新たに設けることを28日正式に発表しました。
(鹿児島市観光交流局 安田直高観光振興課長)
「前回参加した踊り連に対し市民から複数の意見が寄せられたことや価値観が多様化していることから一定の参加基準を設けることにした」
「参加をお断りする踊り連」という項目で7つの基準を設け、それに基づいて事前に審査し団体の参加を認めます。
(鹿児島市 下鶴市長)
「改めて市民に楽しんでいただけるという祭りの原点を踏まえ振興会で協議を重ねた。今年はこのコロナからの飛躍をしっかりと市民のみなさんに感じて盛り上がっていただけるような祭りにしていきたい」
また、2023年のポスターで桜島や市街地の写真を反転させていたことについては、2024年はチェック体制を強化し再発防止に努めたいとしています。