避難所と別の方向に向かう参加者も…想定は『大津波警報』、JRが実際の線路・車両使った避難訓練(宮城)
大津波警報を想定し、JR東日本は実際の線路と車両を使った避難訓練を行った。
訓練時の運転士)ただいま緊急地震速報を受信しました。津波注意区間に停止しているため、これより避難を行います
訓練は、震度6強の地震によって大津波警報が発表された想定で、実際の線路と車両を使って行われた。
東日本大震災では、JR仙石線の車両が津波に流されるなどの被害があり、現在は一部区間を内陸側に移して運転している。
訓練時の運転士)運転士です。これから避難します
26日は、JR東日本グループのほか、多賀城高校災害科学科の生徒など約180人が参加し、津波浸水想定区域に緊急停止した列車から避難所を目指した。
訓練時の運転士)運転士です。これから避難します
26日は、JR東日本グループのほか、多賀城高校災害科学科の生徒など約180人が参加し、津波浸水想定区域に緊急停止した列車から避難所を目指した。
緊急時の混乱を想定し、誘導する人を決めてから避難所に向かうというルールを省いて訓練を行ったが、一部の参加者は避難所と別の方向に向かう場面もみられ、参加者は先導する人を決めてから動き出すことの重要性を再確認していた。
高校1年生
「電車から出た際に集団が2つにわかれていて、(避難の方向を)間違えた方に集まってしまって。電車の乗客内でも情報を共有できたらなと思った」
「人がたくさんいて、降りるときにすらすらいかない感じがして、そこが難しかった」
JR東日本は、今後もこのような訓練を定期的に行って、災害時の緊急対応に供える方針だ。
最終更新日:2025年2月26日 19:15