「安全を優先した措置」JRが会見 東北新幹線が同じ日2度にわたり”運転見合わせ”…原因はまだ不明
東北新幹線が、19日2度にわたって運転を見合わせた問題で、JR東日本は「安全を優先した措置だった」と利用者に理解を求めました。
トラブルの原因はまだ分かっていません。
JR東日本東北本部の会見
「利用の皆さんに多大なご迷惑を おかけしたこと、深くお詫び申し上げたい」
20日に開かれたJR東日本東北本部の定例会見で、高岡崇本部長は陳謝したうえで「安全を優先した措置だった」と理解を求めました。
東北新幹線は、19日午前中に列車のパンタグラフ損傷により約3時間の運転見合わせ、さらに19日午後には別の列車の走行装置の異常で約1時間半の運転見合わせとなり、およそ8万4千人に影響が出ました。
JRによると、パンタグラフは3日間以上は開けない間隔で点検していて、トラブルとなった列車も18日に点検していましたが、損傷した原因はまだ分かっていないということです。
また、走行装置に異常があった列車は、これまでの調査で損傷や不具合は確認されていません。
JRでは、2つのトラブルに関連性はないとしています。