避難呼びかけ…津波の犠牲となった職員の慰霊碑、災害に強いまちづくりを誓う 宮城・南三陸町
南三陸町役場で行われた慰霊碑の除幕式には役場職員の遺族や現役の職員ら130人が参加した。
慰霊碑は去年旧防災対策庁舎を町として恒久的に保存することが決まったことをきっかけに職員のOBが中心となって犠牲者の追悼のため建立したもの。
南三陸町佐藤仁町長
「これまで以上に安全安心なまちをつくっていく強い思いを持っていただけるのがこの慰霊碑」
東日本大震災では、南三陸町の役場に残り防災無線で住民に津波からの避難を呼びかけた職員などが犠牲となった。
高さ1.6メートルの慰霊碑には犠牲となった職員のうち遺族の同意のとれた37人の氏名とともに、殉職した仲間たちのことを決して忘れず、災害に強いまちづくりを目指す誓いの言葉が刻まれている。
最終更新日:2025年3月9日 19:15