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【月額5000円で乗り放題!「乗り合いサービス」】宮城・利府町で実証運行スタート 走行ルートの選定に「AI=人工知能」技術活用

2023年11月27日 20:15
【月額5000円で乗り放題!「乗り合いサービス」】宮城・利府町で実証運行スタート 走行ルートの選定に「AI=人工知能」技術活用

宮城・利府町では、月額5000円で乗り放題という「乗り合いサービス」の実証運行が、始まった。

車両の走行ルートの選定には、「AI=人工知能」技術も活用し、町の課題である公共交通の充実を図る。

27日は利府町役場前で、運行開始セレモニーが行われ、関係者およそ70人が集まった。

実証運行が始まったのは、住民同士の乗り合いサービス「mobi(モビ)」。

宮城県内では、初めての導入だ。

白壁里沙子アナウンサーリポート「mobiは12人が乗ることのできる乗り合いタクシーです。乗客が複数であっても、最も効率の良いルートをAIが計算し、乗客を目的地まで送り届けます」

利用者は、スマートフォンのアプリや電話で乗降場所と人数を伝え、車を呼ぶ。

すると、「mobi」に配車依頼が届き、車に搭載された「人工知能・AI」が最適なルートを検索。効率良く運行できるのが特徴だ。

運行エリアは、利府町総合体育館を中心に半径2キロで、乗り降りできる場所は197ヶ所。

月額5000円で乗り放題だが、1回だけ乗る場合でも300円で利用できる。

人口およそ3万6000人の利府町では、路線バスの本数が限られていて、主に高齢者や子育て世代の移動手段の確保が課題となっていた。

利府町・熊谷大町長「私たちの街の大きな課題の一つとして、公共交通機関の充実というものがありました。住民の皆さまによりきめ細やかに届くようにmobiシステムを導入しました。ちょっとそこまで行きたい、ちょっと出かけたいという時にご用命いただければと思います」

実証運行は、来年3月31日まで行われ、町では需要や課題を探り本格運行につなげたいとしている。

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