49年の歴史に幕…旧ダイエー、イオン仙台店が閉店 店内には最後の買い物客「お疲れ様でした」
仙台市中心部のスーパーとして多くの人に親しまれてきた「イオン仙台店」が49年の歴史に幕を下ろす。
石橋幸典 記者
「店頭には49年間ありがとうござ いましたのメッセージ、閉店を 惜しむ多くのお客さんが訪れて います」
28日の「イオン仙台店」では、立ち止まって店の最終日の様子を写真に収める人の姿が見られた。
店内のメッセージボードには感謝の気持ちや思い出が綴られていた。
「イオン仙台店」は1975年に「ダイエー仙台店」として開業食料品や衣料品など幅広く扱い市民の暮らしを支えてきた。
長い歴史の中で忘れられないのが東日本大震災。
発災からわずか2日後に営業を再開し、日用品や食料、飲料を揃えて、震災直後の市民に安心を届けた。
28日の商品棚には空きが目立ったが、それでも通いなれたスーパーで最後の買い物をする人もいた。
買い物客
「震災の時はすぐ店舗が開いたので、父がずっと並んで色々なも のを買っていた」
買い物客
「幼稚園の頃にダイエーができた時で、その頃からよく来ていた 。長い間お疲れ様でした」
イオン仙台店 鉾久憲二 店長
「食料品から衣料品、住まいの品まですべて揃えられる店として、 頼りにされる店だったのではないかと。49年の長い間ご愛顧いただきま して本当にありがとうございま した」
イオン仙台店は28日午後7時に49年間の歴史に幕を下ろす。