古くからクジラを貴重なたんぱく源として利用してきた食文化や、海の生態系などを伝えるドキュメンタリー映画「鯨のレストラン」が28日から石巻市内で上映されている。

映画は東京都内にあるクジラ料理店を舞台に店主と客とのやりとりを通じてクジラ料理の魅力を伝えたり、国内外の有識者の話や科学的な視点から捕鯨問題を考える作品となっている。

映画を製作した八木景子監督は東日本大震災後、ボランティアを通じて石巻に縁があり、地域に息づいてきた捕鯨の文化を地元の人にももっと知ってもらいたいと話します。

八木景子監督
「まさに高度成長期を支えてたのは捕鯨だったり、それを支えてたのは宮城の人だったりそれをみなさんが知らないっていうのがもったいなさすぎる。」
「宮城の方がこのクジラの産業を牽引していたと気付いてほしい」

映画を見た人
「色んな戦わなければいけない場面がいっぱいあるんだなと分かって本当に良かった。もっともっと子どもたちにも伝えていけたら良いなと思います。」

映画「鯨のレストラン」はイオンシネマ石巻で来月11日まで上映されている。
【ミヤギnews every.6月28日放送】