フランス国民議会選挙「国民連合」第一党に躍進の勢い ルペン氏が勝利宣言
フランスの議会下院にあたる国民議会選挙で極右政党「国民連合」が得票率でトップとなり、史上初めて第一党に躍進する勢いです。
地元メディアの予測では、トップは国民連合で、2位は左派連合、マクロン大統領率いる与党連合は3位と苦戦しています。
これを受けて、国民連合を事実上率いるルペン氏は勝利宣言しました。
マリーヌ・ルペン氏「国民連合はトップになり、マクロン派をほぼ壊滅させました」
議席では全577議席のうち、国民連合は230から280の議席を獲得すると予想されていて、過半数に達するかが最大の焦点です。
過半数を得た場合には、ウクライナ支援や移民政策が大きく転換する可能性があります。
ただ多くの選挙区で、勝敗は7日の決選投票に持ち込まれる見通しで、与党連合と左派連合が協力して「極右包囲網」を作れば、国民連合の過半数を阻止する可能性もあります。
マクロン大統領が過半数阻止に向けた結集を呼びかけるなど、決選投票に向けた駆け引きが始まっています。