フランスで議会下院にあたる国民議会選挙の投票が行われています。史上初めて、極右政党「国民連合」が第一党に躍り出る見通しです。

現地のフランス・パリから中継です。

パリオリンピックまで1か月を切る中、政治体制が大きく変わる可能性がある、今回の選挙。投票所には、朝から大勢の人が訪れています。

有権者
「今の体制を継続するのか、極端な方を選ぶのか、重要な選択です」

有権者
「投票までに20分近くも待ちました。めったにないことです」

投票率は、午後5時時点で59.39パーセントと、2年前の選挙と比べて20ポイント近く上がっていて、過去38年で最高になる見通しとの報道もあります。

事前の世論調査では、極右政党の「国民連合」が支持率のトップを走り、マクロン大統領率いる与党連合は3位に低迷、大幅に議席を減らすとみられています。

自国民を優先する姿勢や移民政策の厳格化などを訴える国民連合が第一党に躍り出るのは確実視されていて、過半数を得た場合には、ウクライナ支援や移民政策が大きく転換する可能性があります。

投票は日本時間1日午前3時に締め切られ、大勢が判明する見通しです。