<次世代放射光施設・ナノテラス>”世界最高水準”の分析装置 新たに導入へ 「超電導」「量子力学」等革新的な研究への成果期待される(仙台市)
次世代放射光施設「ナノテラス」に、世界最高水準の分析装置が新たに導入されることになった。
超電導など、革新的な研究への成果が期待される。
「ナノテラス」で19日に公開された新たなX線分析装置。
「ナノテラス」は、太陽光より10億倍明るい光で10億分の1メートル=ナノレベルで物質の構造などを可視化する装置で得られたデータは分析装置で解析する。
新たな分析装置は、これまで最高性能のアメリカの施設の1.5倍、物質の特性を詳細に解析することができるという。
特に「超電導」や「量子力学」などの分野で、研究にいかされることが期待される。
量子科学技術研究開発機構・NanoTerasuセンター 宮脇淳主幹研究員
「ナノテラスは非常に明るい光が出る、それを大前提に日本の精密加工などすべてが最高峰が揃った結果、こういう世界最高が達成できた」
この新しい分析装置は、来年3月から運用が開始される。