まるでUFO?仙台にしか残っていない「UFO型信号機」撤去の瞬間 最後の1つもまもなくお別れ
4方向の信号が1つにまとまった、この珍しいタイプの信号は「UFO型」と呼ばれ、親しまれてきた。
しかし、製造メーカーによると、国内で設置されているのは仙台市内だけ。それも撤去が進み、残すところあと1か所となっている。
24日夜10時すぎ、仙台市若林区木ノ下の交差点。
正式名称は「懸垂型交通信号機」。
独特な形がUFOのようだと親しまれてきたが、24日撤去され、地域住民や信号機ファンがカメラを手に見守った。
三浦理瑚 記者
「まるでUFOのようだと親しまれてきた信号機。国内でこちらが最後にひとつです」
1台で4方向への信号の役割を果たすこのタイプは、昭和50年頃から宮城や愛知、群馬などで通常の信号が立てにくい狭い交差点に設置されてきたが、老朽化を理由に撤去作業が進められている。
近所の人
「寂しさ半分、でもまた新しいLEDの信号機がつくということで楽しみでもあります」
「お疲れ様でしたですね、長い間」
東京から見に来た人
「残っていてほしい反面、老朽化もあると思うのでいま目に焼きつけておこうと」
最後の1つも今月中に撤去される予定で、新たにLEDの信号機が設置されるという。