「各界リーダーに聞く!2024年」新年の集い 会場に1000人あまり<仙台>
仙台市と仙台商工会議所が毎年開催する「新年のつどい」。会場には地元経済人をはじめ、各界の代表者や行政関係者など1000人あまりが一堂に会し、まず、能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげた。
<安斎キャスター>
「1日に能登半島で発生した地震を受けて、黙祷から始まった今年の新年のつどい。この会場で経済を牽引するリーダーたちに景気を予想していただきます」
<アイリスオーヤマ 大山健太郎 代表取締役会長>
「前半は横ばいであるが間違いなく秋に向かって上がっていく。今回の能登半島での地震を含めて、正月気分ではない。春からはモノからコトの消費がどんどん増える」
1日に発生した能登半島地震の影響が景気に現れるとしながら、春以降には期待を寄せている。
<アイリスオーヤマ 大山健太郎 代表取締役会長>
「東北は冬はお客さんが来られない。桜が咲いてから一気に盛り上がる。そんな期待をしている。不確実な年は国内だけではなく、海外含めて政治的にどのように動くか分からない。中国の景気も良くない。日本の製造業においてどのような影響があるか見通せない。ただ間違いなくコロナも明けて給与も上がるし、金 利的には良い」
また、前半は堅調に、後半で回復してくるだろうと予想するのは金融業界。
<七十七銀行 小林 英文 取締役頭取>
「去年から経済は比較的堅調。その中で地震もあったし、当初は横ばい。後半は国の総合経済対策、賃上げに伴って個人消費も盛り上がるので、年末にかけて上がり基調のまま来年に向かっていく。宮城・東北にとってはこれから発展していくスタートの年になっていくと思う」
そして、今年を〝明るい兆しが広がる1年〟と位置付けるのは電力会社。
<東北電力 樋口 康二郎 取締役社長>
「コロナ禍が明け、観光客も増えてきた。経済の活性化に向けての兆しが見えてきている。今はまだ途上だが、天気で例えるとくもりから晴れに向かう期待を込めて。青葉山にできる放射光施設が営業運転を開始。 大衡村の半導体工場が計画されている。宮城県・仙台市にとっては明るい話題がある」