女川原発2号機、原子炉格納容器の監視設備から”窒素ガス”漏洩…外部への影響なし(宮城)
東北電力・女川原発で、原子炉格納容器の放射線を監視する設備から格納容器内の窒素ガスが漏洩した。
設備は復旧していて、外部の環境への影響はないという。
東北電力によると、窒素ガスの漏洩があったのは女川原発2号機の原子炉格納容器で放射性物質を監視するモニター設備の一部。
原子炉格納容器の内部では、原子炉の異常で水素爆発が起きないよう窒素ガスが入っていて、この格納容器内の放射性物質の濃度について数値を監視している。
1月30日頃からこの監視設備の一部から窒素ガスの濃度の上昇がみられ、2月5日に調査したところ、この設備のエアフィルタの部分から漏洩が確認された。
その後、エアフィルタを付けなおしたところ、窒素ガスの濃度は基準となる0.1%未満に低下したという。
窒素ガスの漏洩による原子炉建屋や周辺の環境への影響はない、という。
東北電力では、原因について調べるとしている。
最終更新日:2025年2月6日 20:00