「びっくりしたけどがんばりました」子どもたちが災害時の避難行動を学ぶ<宮城・多賀城市>
多賀城市内の保育所や保育園では28日、地震による津波の発生を想定した避難訓練が行われ、子どもたちが災害時の避難行動について学んだ。
アナウンス
「地震です、地震ですみなさん先生の話しを聞いて、自分の頭を守りましょう」
訓練は最大震度6弱の地震が発生した想定で行われ、地震のアナウンスが流れると子どもたちは急いで机の下に入り、配られたヘルメットで頭を守っていた。
これは市内3つの保育所や保育園などが合同で行ったもので、八幡保育所で行われた訓練には0歳から5歳の28人が参加。
地震による津波警報も発表された想定で、市のハザードマップで浸水区域となっている保育所から300メートルほど離れた高台に全員で避難することとなり、職員が引率する中、0歳から1歳児は避難車やベビーカーを用い、15分程をかけて全員で高台へ移動した。
訓練を終え、頑張った子どもたちには市が備蓄しているアレルギーにも対応したクッキーが配られ、落ち着いた様子で味わっていた。
参加した子どもは
「びっくりしたけどがんばりました」
「テーブルに隠れて、すぐ逃げるのがドキドキした」
参加した保育所や保育園では今後も訓練を重ねながら、地域と一緒になって
子どもたちの命を守っていきたいとしている。