クマ出没今年は…「平年並み」木の実のでき悪く繁殖進まない見込み<宮城県>
宮城県はクマに対する注意を喚起し、人への被害を防止するため2024年4月から11月の「クマ出没シーズン予報」を発表した。
それによるとクマの痕跡や目撃情報が過去2番目に多い1,337件の今年度と比較して、秋にエサとなる木の実などのできが悪かったためクマの繁殖が進まず、来年度は目撃数などが1000件未満ほどの「平年並み」と見込んでいる。
クマをめぐっては2023年全国でクマによるヒトへの被害が過去最多となったことを受けて、国は2024年2月、捕獲事業などに交付金を出す「指定管理鳥獣」にクマを追加することを決めている。
県ではこれからの時期冬ごもりを終えたクマが食べ物を求めて農地や住宅地近郊への出没が増加すると予想していて目撃情報のある場所には近づかないことや単独行動を避けるなど注意を呼び掛けている。