仙台市中心部のファッションビル「仙台フォーラス」が長期休業に入った。29日午後6時の閉店後には、200以上人が集まる中セレモニーが行われた。

佐藤雄一館長が「39年間、ありがとうございました。」と挨拶し、シャッターが閉まる間には、集まった人からも「ありがとう」といった言葉が送られ、涙を浮かべるテナント従業員の姿も見られた。

仙台フォーラスのオープンは1984年。バーゲンの時期には数千人が列を作るなど若者文化の発信拠点だった。”ラス前”と呼ばれ待ち合わせの定番スポットだった。

長期休業は築約50年が経過し、老朽化した建物と設備の調査が目的で再開時期は未定となっている。