宮城・名取市の男子中学生が自殺未遂に追い込まれたのは、いじめなどが原因だとする母親が、市側の原因調査が不十分として再調査を申し入れた。

再調査の申し入れは、17日　名取市教育委員会に郵送され、18日に母親が会見で内容を説明した。

それによると、男子生徒は発達障害がありながら、普通学級での授業を強いられたうえ、同級生からいじめを受け学校に相談しても改善されず、去年12月自殺未遂に至ったという。

市教委では、今年1月に「第三者委員会」を設置したが、18日までに母親や生徒への聞き取りがないなど不信感を抱いたことから、新たな第三者委員会を設置しての再調査を求めたという。

ミヤギテレビの取材に対し、市教委では「本人や家族の心情を考慮し、直接聞き取りをしていないが、学校側への調査は進めていた」としていて、申し入れ書が届き次第対応を検討するとしている。