船舶から油流出「幅50m×長さ300mか」海保が拡大防止へ作業 漁業被害は調査中<仙台港・高砂ふ頭>
宮城海上保安部によると、油の流出が確認されたのは仙台港高砂ふ頭の海面で、22日午前9時頃「油のようなものが浮いている」と港湾事務所職員から通報があった。海上保安部の職員が確認した所、最大で幅約50m、長さ約300mの範囲で油が浮いているのが見つかった。周囲にオイルフェンスを張るなど拡大防止のための措置が取られた。仙台港の外への油の流出は確認されていないが、養殖施設への被害については調査中としている。
また、調査の結果、高砂ふ頭に着岸していた岡山船籍で、クレーンなどを載せたバージ船(作業台船)から油が流出していたことが確認されたとして、海上保安部は海洋汚染防止法違反の疑いで捜査に着手したことも明らかにした。