ふるさと納税今年の人気返礼品は?塩釜・加美・七ヶ浜3市町の名産品を盛り込む新スタイルも登場
3日、宮城県塩釜市が発表したのは、加美町・七ヶ浜町と連携し、3市町の名産品を盛り込んだふるさと納税の返礼品、「宮城むすび定期便」。
プランは6万5000円から9万円までの3種類で、・塩釜市のサーモンや・加美町のコメ・七ヶ浜町のノリなどの名産品が月に一度、あわせて6回にわたって届けられる。
そもそも、「ふるさと納税」とは応援したい自治体に納税し、返礼品を受け取ることができる制度で、全国で1兆円を超える動きがあるなか、自治体ごとの競争も加速していると言う。
さとふる 広報担当 道岡志保 さん
「返礼品だったりですとか、返礼品を提供する事業者さんの開拓に力を入れている自治体さんは非常に多くいらっしゃいまして、現地に訪れて消費を促すタイプの返礼品っていうところを力を入れている自治体さんが多いですね」
控除額の上限となる「年収」の目安が付く今月は寄附が集中するタイミング。
ことしはどのような傾向があるのだろうか?
さとふる 広報担当 道岡志保さん
「物価高の影響を受けて、さとふるの年間ランキングで5位と6位にトイレットペーパーとティッシュペーパーの返礼品がランクインしておりまして、日用品の返礼品がトップ10に入るのは初めてというところで、非常に人気が高まっておりました」
ふるさと納税を仲介する「さとふる」によると、物価が高騰するなか、日用品やお米の返礼品が人気を集めているほか、能登半島地震などの影響を受けて防災グッズが注目されているという。
各自治体が工夫を凝らすふるさと納税の返礼品。
塩釜市 佐藤光樹 市長
「他の自治体全てがライバルなんですよね。でも山の町があったり、海の町があったり、そういったものを連携させることで選んでいただく」
塩釜市など3市町が連携した返礼品は、それぞれの自治体に対して、3日から申込みができるという。