<豪雨で”内水氾濫”被害>大崎市鹿島台地区の住民が市に要望 『排水路かさ上げ』や『ため池の活用』を(宮城)
過去、豪雨で内水氾濫の被害を受けてきた宮城・大崎市鹿島台地区の住民が、排水路のかさ上げやため池の活用などの対策を、市に要望した。
要望したのは、鹿島台地区の区長らで作る協議会のメンバー6人。
要望では、排水路のかさ上げや使用されていない農業用のため池に一時的に雨水を貯めるなどして、「内水氾濫」を軽減する対策を求めている。
「内水氾濫」とは、大雨で排水が間に合わず、住宅地などが冠水する現象で、鹿島台地区では5年前の台風では70棟以上、2年前の豪雨では30棟以上が浸水被害を受けた。
要望に対し、伊藤市長は、国と県と連携して対応していくと述べた。
伊藤康志市長
「ため池の活用、上流部での田んぼダムの活用、グリーンインフラの活用は有効だ」
近年、河川堤防などの対策は徐々に進んでいるが、内水氾濫への対策については今後の課題となっている。
最終更新日:2024年8月30日 20:00