【宮廷の人が飲んだ『王のワイン』復活へ】大和町のワイナリーとイタリアの歴史ある王家 共同で希少なワイン復活させるプロジェクト(宮城)
宮城・大和町にあるワイナリーとイタリアの歴史ある王家が共同で希少なワインを復活させるプロジェクトが始まった。
プロジェクトを始めたのは、宮城・大和町の『了美ワイナリー』とイタリアに1000年以上続くサヴォイア家で、27日夜に開かれた記念のパーティーでは、サヴォイア家・現当主のエマヌエーレ・フィリベルト公爵も出席した。
サヴォイア家による「東日本大震災」での支援をきっかけに始まったこの企画。
かつて宮廷の人々に飲まれた『王のワイン』をこの地で復活させることで、宮城を元気づけたいという願いが込められている。
了美ヴィンヤードアンドワイナリー・早坂了悦代表取締役
「今後のイタリアと宮城の発展・友好を深める。そんなワインになっていただければと思います」
28日行われた植樹式では、「王のワイン」に伝統的に用いられたという日本では希少なネッビオーロ種の苗木を植え、美味しいワインの誕生を願った。
サヴォイア家・現当主 エマヌエーレ・フィリベルト公爵
「このプロジェクトで、サヴォイア王家と日本の絆を強くしたいです」
ワインが完成するまでは、最低でも5年はかかるという。