医療用廃棄物の不適切処理「お金がないので進められない」撤去期限も約8割の廃棄物が残されたまま 廃棄物処分業の許可取り消しの砂押プラリ
砂押プラリ(2024年撮影)
砂押プラリ(宮城県加美町)は医療用廃棄物など感染性廃棄物の処理を行っていたが、事前に許可を得た処理を行わなかったため、2023年に廃棄物処分業の許可を取り消されていた。
宮城県は先月末までに現地の廃棄物の撤去を命じる行政処分を出していたが、現在も当初の8割にあたる3900立方メートルの廃棄物が残されたままとなっていることが分かった。砂押プラリは「廃棄物処分業の許可を取り消されたために事業収入がなく、お金がないので処理がなかなか進められない」と県に説明しているという。
県は「砂押プラリは少しずつ撤去作業を行っている」として、引き続き撤去を進めるよう指導していく方針。
最終更新日:2025年2月3日 18:30