日本一に挑む 長崎県警“逮捕術部”の姉妹 互いに技を磨き目指すのは強い警察官!《長崎》
全国大会に挑む県警の逮捕術部で、幼い頃からの夢をかなえた警察官の姉妹が技を磨いています。
鋭い突きや蹴りに、豪快な投げ技、武器を持った相手との格闘も・・・。
(審判)
「一本!」
空手や柔道、剣道などの要素を取り入れ、犯人を制圧するための「逮捕術」。
▼犯人制圧のため、多くの武道の動きを組み合わせた「逮捕術」
県警の精鋭16人でつくる「逮捕術部」は去年11月、九州の各県警で争う大会で41年ぶりに準優勝。
2月に開かれる全国大会に出場し、初優勝を狙います。
(県警逮捕術部 松尾 太一監督)
「力強い長崎県警をアピールすることにつながるので、ぜひ優勝を勝ち取りたい」
全国大会は8人の団体戦で争います。
▼姉妹で狙うのは「逮捕術」全国大会日本一!
その先陣を切るのは諫早警察署地域課の巡査 髙比良 愛さん 23歳。
時津警察署地域課の巡査で、2歳年下の妹 雛さんと一緒に稽古に励んでいます。
(髙比良 愛 巡査)
「チームに勢いをつけるような大事な役割だと思うので、積極性と声を出した試合ができればいい」
小学生の頃から警察官になることが夢だった2人。
▼幼いころから武道が好き
(警察官に)求められる体力や精神力を鍛えようとそろって空手を始め、小・中学生の時はともに県大会で優勝を果たしました。
高校では愛さんは剣道部、妹の雛さんは柔道部に・・・。
二人は県警に入った後も稽古に励み、去年、そろって全国大会での活躍が期待される「特別訓練員」に選ばれ、「逮捕術部」のメンバーとなりました。
(髙比良 愛 巡査)
「(訓練員に)選ばれたからには県警の代表として、気合いを入れて頑張らないといけない使命感に駆られました」
(髙比良 雛 巡査)
「姉もすごく強くて、私も負けずに姉よりも強く迫力のある選手になれたらと思う」
得意技は、愛さんが打撃技で、妹の雛さんは・・・
柔道仕込みの「投げ技」です。
(県警逮捕術部 松尾 太一監督)
「体が安定していれば、相手が下がっても次に(攻撃に)行ける。それを少し意識しよう」
▼強い女性警察官を目指して
指導する松尾太一監督も、2人に期待を寄せています。
(県警逮捕術部 松尾 太一監督)
「(愛さんは)元気もあって思いきりがよくて、技の切れも非常に優れた能力を持っているので、そこに期待している。雛さんも投げを身につけているので、非常に有望な選手で期待している」
共に逮捕術に向き合う姉妹・・・。
あらゆる場面に対応できるよう、さらに スキルを磨き「強い警察官」を目指すそうです。
(髙比良 愛 巡査)
「刑事警察を目指しているので、自分でも犯人を制圧できるようになりたい」
(妹 髙比良 雛 巡査)
「女性警察官って、かっこいいなと思われる警察官になりたい」