夏休み明け 不安な気持ち抱く子ども多く…フリースクール無料開放《長崎》
夏休み明けのこの時期、「学校に行きたくない」など不安な気持ちを抱く子どもたちもいます。
文部科学省によりますと、2022年度の不登校の児童生徒数は33万4400人あまりとなっていて、このうち県内は3452人で7年連続で最多を更新しています。
不登校になる理由は
▼友人関係のトラブルやいじめ、
▼生活リズムの乱れ、
▼勉強や学校生活への不安などが
考えられています。
また、長期の休み明けとなる今の時期は生活環境の変化から、大きなプレッシャーなどがかかりやすく、「子どもの自殺」も多くなる傾向にあります。
不安や悩みを抱える児童生徒や保護者をサポートする県内のフリースクールが無料開放を行っています。
長崎市新大工町のフリースクールmahana。
現在、不登校などに悩む小学3年生から高校2年生までの21人が通っています。
代表の的野郁美さんはこの時期、相談が増える傾向にあると言います。
(フリースクールmahana 的野 郁美 代表)
「一番相談に来るのは夏休み明け。お友だちとの付き合い方や大人数の中で一緒のことをするのに慣れない、ついていけないといった子が多い」
mahanaでは、子どもたちのペースに合わせたオンライン学習を行っています。
mahanaを含めた県内5か所のフリースクールでは初めて利用する人を対象とした無料開放を6日まで行っています。
そして、フリースクールのほかにも相談する窓口があります。
県のホームページに掲載されている中の一部を紹介します。
「長崎いのちの電話」は、
▼毎日午前9時から午後10時、
▼第1、第3土曜日は、午前9時から翌日の午前9時まで。
「こころの電話」は、
▼月曜日から金曜日の午前9時から正午までと午後1時から3時15分までです。
また、県は無料通信アプリ「LINE」で相談できる窓口も設置しています。
対応時間は午後6時から午後10時までです。
大切なのは誰かに話すことです。
一人で悩まず、相談しましょう。