長崎市・光源寺「産女の幽霊」ご開帳 子どもたち親心学ぶ《長崎》
子どもたちの夏休みも残り2週間です。
長崎市の寺で古くから伝わる「幽霊」の話に、子どもたちが真剣に耳を傾けました。
「真っ青な顔の女の人が立っているではありませんか」
「ごめんやす。飴を1文ほどおくれやす」
長崎市の光源寺で披露された『飴屋』を舞台にした民話「産女の幽霊」。
墓の中で子どもを産んだ母親の幽霊が、お乳の代わりに飴を与え、育てたと伝えられています。
母親は三途の川を渡るために必要な「六文銭」を使い、子どもを育てていて、民話では子を思う親の無償の愛が描かれています。
16日、276年前に作られたとされる幽霊像が開帳され、子どもたちが手を合わせました。
民話にも登場した飴をもらい、怖い中にも親心を学ぶ思い出深い1日となりました。
(小学1年生)
「優しいお母さんだと思った」
(小学5年生)
「怖い幽霊なのかなと思ったけど優しい幽霊でよかった。私も人のためにやるときはやる人になりたい」
(母親 長崎市から)
「反抗ばかりするのでいつも喧嘩になって優しくなってほしいというのもあって連れてきた」
(小学4年生)
「これからお母さんに優しくしようと思う」