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「加害歴史は維持を」長崎原爆資料館展示更新 市の基本計画素案に市民団体申し入れ《長崎》

2023年12月5日 19:43
「加害歴史は維持を」長崎原爆資料館展示更新 市の基本計画素案に市民団体申し入れ《長崎》

長崎原爆資料館の展示更新について、5日、長崎市が示した基本計画の素案に対し、市民団体が申し入れを行いました。

日本の加害の歴史を縮小・改変しようとしていると指摘し、改善を求めました。

川野 浩一 共同代表
「歴史をきちんと見つめた展示を 避けるために意図的にあいまいにしているのではないかとの強い疑念や不安を生じさせる」

申し入れを行ったのは市民団体「世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会」です。

原爆資料館は、2025年に展示更新を予定していて、長崎市は、先月30日、基本計画の素案を提示。

素案では「歴史をきちんと見つめることが 未来につながるという姿勢に基づいて検討する」としていますが、申し入れでは、「意図的にあいまいにしている」「検討で済ませようとしている」などと指摘しました。

また、「南京大虐殺」を含めた日本の戦争加害の歴史を伝える「日中戦争と太平洋戦争」のコーナーの名称を「原爆投下に至る歴史」と変更することについても問題視し、現在の名称を維持するよう求めました。

    長崎国際テレビのニュース