「日本屈指の“はみ出し者”が集まっている会」出島組織サミットに海外を含む45団体参加【長崎】
企業、自治体など本体組織からはみ出し新規事業を生み出すチームいわゆる「出島組織」。そのメンバーが集まり課題や知見を共有するサミットが10日、長崎市で開かれました。
(出島組織サミット実行委員会の鳥巣智行委員長)
「皆さん、日本屈指の“はみ出し者”が集まっている会なので、横でつながってぜひご縁を持ち帰ってほしい」
サミットは初開催の去年から規模を拡大して開かれ企業や自治体、大学など海外を含む45団体あわせて84人の「出島組織」のメンバーが参加しました。
本体組織からはみ出した形で新しい事業や価値を生む「出島組織」。サミットでは新規事業など実践中の取り組みについて情報を交換したあと、江戸時代、世界最先端の文化が集まった史跡「出島」を実際にめぐり、組織運営の歴史に思いをはせました。
(オーシャン・ネットワーク・エクスプレスの岩井泰樹マネージング・ディレクター)
「アイデアと人脈とつながり(が成果)。とてもユニークな試みをしている人がいて、非常に刺激を受ける」
( JR東日本スタートアップの下田浩二取締役)
「過去には最先端のことをこの出島でやっていた。我々にとっては勉強になるのでそれを持ち帰 って自分たちの会社に生かして いきたい」
10日は、参加した30の団体を「出島組織」として長崎市が公式に認定。
時代の流れが激しく正攻法では解決できない課題が増える中、出島組織の連携、協働への期待が高まります。