「私たちはいかなる核実験も許さない」アメリカ臨界前実験に抗議の被爆者ら 緊急の座り込み《長崎》
アメリカの臨界前実験に抗議する被爆者らが、長崎市の平和公園で緊急の座り込みを行いました。
(県平和運動センター 米村 豊 議長)
「核兵器使用の危機が高まっている今日、ロシアと並ぶ超大国であるアメリカは、核兵器廃絶の先頭に立つべき。それが戦争で唯一核兵器を使用した国の責任ではないか」
緊急の座り込みは、県平和運動センターや原水爆禁止長崎県民会議に所属する被爆者など、35人が参加して行われました。
アメリカが5月14日に臨界前核実験を行ったとする報道を受け、すべての核実験の中止とともに、改めて核兵器禁止条約への署名・批准などを強く訴える抗議文を採択しました。
21日付けで在日アメリカ大使館に送るということです。
(県平和運動センター被爆連 川野 浩一議長)
「このような核実験を行うということは臨界前であろうと、どういう核実験であろうと、いつでも使える核兵器を所有しているという威嚇を示していると思う。私たちはいかなる核実験も許さない、そう思っている」
6月、500回の節目を迎える反核の日の座り込みは、平和公園で500人規模で行うということです。