県職員2人が飲酒運転で懲戒免職「飲酒なし同乗者なし」と警察に虚偽の説明し隠ぺい図る《長崎》
県職員の不祥事についてです。
去年12月、飲酒運転で交通事故を起こした上、警察に虚偽の説明をして隠ぺいを図ったとして、県は20代の男性職員2人を懲戒免職処分としました。
(県人事課)
「まことに申し訳ございませんでした」
11日付で懲戒免職処分となったのは、五島振興局上五島支所企画保健課の26歳の男性主事と、上五島福祉事務所福祉課の22歳の男性主事です。
県によりますと、26歳の男性主事は去年12月22日未明、新上五島町で酒を飲んで車を運転し、自損事故を起こしました。
主事は、警察には通報せずに五島振興局の男性職員を呼び出し、一緒に酒を飲んで車に乗っていた22歳の男性主事を自宅に送り届けるよう指示したということです。
26歳の主事は、事故から約2時間後に警察へ通報。
「飲酒なし、同乗者なし」と虚偽の説明をしましたが、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたため、警察に対し飲酒運転の事実と同乗者がいたことを認めたということです。
(県人事課 徳永 真一課長)
「今後再び、このような不祥事を起こすことがないよう、綱紀の保持に全力を尽くしていきたい」
県は、呼び出された職員についても警察の聴取に対し、事故の発生時刻などを偽ったとして、戒告の懲戒処分としました。