防災拠点として災害に備え「長崎市役所の地下には倉庫」非常食やパーテーションなど備蓄《長崎》
地震に限らず大雨や台風、山林火災など自然災害の脅威が増している日本。
おととし供用が始まった長崎市役所の庁舎には、防災拠点として災害への備えが施されています。
地下に続く扉を開けると……。
(市防災危機管理室 永田 直也係長)
「こちらが床下の備蓄倉庫。ここでは食糧品や飲料水を備蓄している」
倉庫の面積は1区画約31平方メートルで、5年保存が可能なペットボトル入りの飲料水や、7年保存できる五目ごはん(アルファ化米)、粉ミルクなどを備蓄しています。
(市防災危機管理室 永田 直也係長)
「こういったカレーライスのセットを保管している。栄養も豊富で、皆さんカレーというと大好きな人もいて、おかずとご飯を一緒に食べられる利点もある」
倉庫は10区画あり、避難所生活に不可欠なパーテーションやマット、段ボールベッドなど備えます。
長崎市では、ほかに公民館など市内25か所の施設で備蓄を行っていて、物資については実際に備蓄する「現物備蓄」と、事業者との協定で流通段階の商品を優先して確保する「流通備蓄」の2つのパターンを組み合わせて対応するとしています。
(市防災危機管理室 永田 直也係長)
「自宅にとどまることも安全ならば、それも避難の一つ。自宅にとどまる時には家庭内の備蓄が重要になってくる。最低3日分、できれば1週間分の家庭内の備蓄をしてほしい」