80代女性がマダニ媒介の感染症「SFTS」で死亡 医療機関からの死亡報告は長崎県で今年初《長崎》
長崎市は22日、80代の女性がマダニが媒介する感染症「SFTS」に感染し死亡したと発表しました。
長崎市によりますと、市内の80代の女性は今月15日に発病し、発熱や意識障害などの症状で入院していましたが、17日に亡くなったということです。
血液検査の結果、マダニが媒介する「SFTS」ウイルスに感染していたことが判明しました。
県内で医療機関から死亡の報告があったのは今年に入り初めてです。
女性の体にダニによる刺し口はなかったものの、ダニが多い場所に立ち入っていたことから、市はマダニによるものとみています。
市はマダニが多く生息する草むらややぶなどに入る場合には肌の露出を少なくするよう呼びかけています。