従業員と警察官 コンビニ強盗想定した「防犯訓練」去年松浦市では強盗殺人未遂事件も《長崎》
諫早市のコンビニエンスストアで、強盗事件を想定した防犯訓練が行われました。
県内では、去年店員と客が重傷を負う強盗殺人未遂事件が起きていて、警察は警戒を呼びかけています。
(犯人役)
「金出せ。 金出せ、 バッグに入れろ。
早く金出せ、 急げ。 急げー」
訓練は刃物を持った男がコンビニの店員を脅し、現金を奪う想定です。
犯人が車で逃走した後、店員は警察に通報。
駆け付けた警察官が、犯人の特徴や逃走経路などを聞き取ります。
(警察官)
「年齢はどれくらいだった?」
(従業員)
「目元しか見えなかったので分からない」
訓練について、従業員に尋ねると…
(従業員)
「緊急ボタンを押そうと思っていたが、そこまで頭が回らなかった」
県内のコンビニでは、3年前に諫早市で刃物を持った男に現金を奪われる強盗事件が起きたほか、
去年6月には、
松浦市で店員と客がバールで殴られたうえ、現金を奪われる強盗殺人未遂事件も発生しています。
(諫早警察署 生活安全課 前田訓秀 課長)
「強盗事件が発生したら、自分の身の安全を第一に考えた行動をとってほしい」
訓練では参加者に対し、犯人の特徴をすぐにメモに残すなど、事件に遭遇した時のポイントが伝えられました。