「事件の解決までは決してあきらめない」 これまで捜査に携わった捜査員は述べ9万4000人 タクシー強盗殺人事件から15年 警察が情報提供を呼びかける 鳥取県鳥取市
2009年、鳥取市立川町でタクシー運転手が殺害された事件から7月17日で丸15年。この未解決事件の情報提供を警察官が駅の利用者に呼びかけました。
7月17日で発生から15年が経過した「タクシー強盗殺人事件」。事件現場からほど近いJR鳥取駅で鳥取警察署と鳥取県警の職員ら、約20人が事件の詳細が書かれたホームページへとつながる2次元コード入りのポケットティッシュを配り、駅の利用者に情報提供を呼びかけました。
「タクシー強盗殺人事件」は2009年7月17日、鳥取市立川町の住宅街でタクシー運転手の下田和雄さん、当時60歳がタクシーの車内で何者かにより銃で撃たれ殺害された未解決事件。去年、重要凶悪犯罪等の情報の提供を受けるための「捜査特別報奨金制度」の対象事件に指定。犯人逮捕に結びつくような有力情報の提供者には、最高300万円の報奨金が支払われます。
これまで捜査に携わった捜査員は延べ9万4000人。情報提供の数は事件発生後2年間で約80件、その後2022年までは年間平均5件にまで減少していましたが、報奨金制度に指定されてから今年6月末までに44件に増加したといいます。
鳥取警察署 笠田孝二 署長
「我々が心配するのは事件の風化。事件の解決までは決して諦めませんので、どんな世代であっても事件を忘れないよう、ご協力をよろしくお願いします」
県警ホームページでは、JR鳥取駅北口で犯人を乗せたタクシーを見かけた可能性がある3人の男女の特徴とタクシーに残された足跡から予測される靴の特徴を公開しています。「似たようなタクシーを見た」などささいなことでも情報を寄せてほしいと呼びかけています。
情報提供フリーダイヤル:0120-110-572
県警本部:k_kouhou@pref.tottori.lg.jp