高校生が地元の水産物を活用して新商品を開発 境港サーモンを使った「若銀鮭の南蛮漬け」やワカメエキスを使った「ぷるんとせっけん」などを披露 鳥取県境港市
10月7日、鳥取県内の高校生が地元水産物を活用して開発した新商品が鳥取県境港市で披露されました。
境港市の境港総合技術高校は、地元の水産物を活かした商品づくりがさかんな高校です。今回、食品・ビジネス科の生徒達が、地元企業とコラボして商品開発したのは、地元特産の境港サーモンを使って開発した「若銀鮭の南蛮漬け」と、地元で採れるワカメを使ってワカメエキスを抽出し配合して完成させた「ぷるんとせっけん」です。このうち「若銀鮭の南蛮漬け」は、生徒達が実際に調理し制作工程を紹介しながら新商品を披露していました。
この南蛮漬けに使っている境港サーモンは、地元境港市の日本海で養殖されている特産のギンザケ。そのうち、これまで利用されてこなかった10センチ程の大きさの幼魚を有効活用しました。
地元の料理人の指導の元、先輩達が2年前からこの幼魚を使って開発したレシピを参考に、地元の海産物加工会社の協力を得て商品化。可愛らしい銀鮭を描いたラベルのデザインは高校生自らが手がけました。
生徒
「生くさくなくておいしかったです。脂がのって」
「自分達の地元の魚を使っていろいろな料理をつくって、それをいろいろな人に食べてもらうのはいいなと(思いました)」
海産物のきむらや 木村美樹雄 社長
「満足のいく仕上がりとなっています。水産業は就職先として入ってくれる子が少ない課題があるので、境港の水産業を盛り上げる仲間として育ってくれたらいいと思います」
生徒らが手がけた「若銀鮭の南蛮漬け」は、1パック200円(税込)で販売されるということです。また10月12日(土)にこの高校で開催される総合技術フェアで販売されるほか、12月ごろには地元スーパーなどにも並ぶ予定だということです。