来年の干支は「辰」 ガラスの「辰」が光り輝く 「幸せな部分の上昇につながっていったらいいかな」 島根県出雲市
今年も終わりに近づき、辰年が始まろうとしています。島根県出雲市ではガラスの干支置物が華やかに並んでいます。
光輝き、曲線が美しいガラスの辰。手掛けたのは、島根県出雲市斐川町のガラス作家・川辺雅規さん。ギャラリーには、妻のかおりさんと2人で作ったカラフルなガラスのコップや食器などが並び、訪れた人を楽しませています。
11月からこちらで展示されているのはガラスでできた「辰」の干支置物。くりっとした目のついた愛らしい表情の辰や、たてがみや角、体の曲線で動きを感じられる辰など夫婦それぞれが作った華やかな干支置物が飾られています。
ガラス作家 川辺雅規さん
「やっぱり龍っていうと上昇するっていうイメージがありますけども、運気だったりそういった幸せな部分の上昇につながっていったらいいかなと思います」
細かい部分までガラスで出来た辰の置物は1つ1つ工房で手作り。1200℃を超えた炉の中にガラスを入れて、溶かしては出して形を整え、これを繰り返します。回しながら伸ばし体の曲線を作り、溶けたガラスを少しずつ体の部分につけ、ハサミで切り、たてがみを作ります。そして、辰の角の部分を道具を変えながら形を作ります。さらに絶妙な力加減でガラスを細くのばし、ひげの動きをつけて出来上がったのは、細部までこだわり動きのある色鮮やかな辰。赤や青などの辰がならび華やかな雰囲気に仕上がっています。
川辺雅規さん
「ガラスは透明感があってすごくキラキラと、そういった清々しい印象があるかと思いますので、そういった気持ちで正月を迎える一つのきっかけになればいいかなと思います」
新たな年に思いをこめて。ガラスの辰の置物は、1月上旬まで工房で展示販売され、通販サイトでも販売されています。