コロナ禍の教訓を今後に… 日本屈指のオーナーシェフなども参加 山陰両県の飲食業活性化を考えるフォーラム
コロナ禍の教訓を生かします。鳥取県米子市で2月27日から、日本屈指のオーナーシェフなどを招いて山陰両県の飲食業活性化について考えるフォーラムが始まりました。
コロナ禍で大きな打撃を受けた飲食業界。米子市の繁華街でも多くの店で営業自粛という危機的な状況もありました。
山陰飲食の会松田幸紀会長
「コロナがきっかけに鳥取、島根がね飲食店が(対応が)バラバラだったので、それを一つにという思いでやらせていただいています」
コロナ禍の教訓を生かそうと、27日から米子市で始まったフォーラムは、山陰両県の飲食関連の120社で組織された「山陰飲食の会」が初めて開催しました。パネリストは、有名オーナーシェフの鎧塚俊彦さんなど日本屈指のシェフ6人です。
テーマは、「地域が一体となって飲食業界を活性化させていくために」。
また、コロナ禍が終わった後も続く物価高騰、人材不足や、外食スタイルの変化などについても話し合われました。
鎧塚俊彦さん
「(食を通して)第一次産業と地方の活性化であったり、職人気質を残しながらの時代にあった働き方改革であったり」
このほか、パネリストからは「全国に通用するそれぞれの地域ブランド食を手がけることが求められる」。また「飲食業の持続可能性を目指し、店同士がさらに連携して飲食業界の現状を国や社会へ情報発信していく事が必要」といった意見も出されました。
このフォーラムは、2月28日まで開催され次世代の食リーダーの育成や飲食業界のさまざまな課題についてさらに議論が深められます。