「指示要請に応じない」 鳥取県立中央病院 医師の指示を要請する“特定行為指示要請”を拒否 鳥取県鳥取市
鳥取市の鳥取県立中央病院は一時、救急救命士が一定の医療行為を行うための、医師への指示の要請を拒否していたことが明らかになりました。
救急搬送の際、救急救命士が器具を用いた気道確保や薬剤の投与など、一定の医療行為を行うために医師の指示を要請する特定行為指示要請。
県立中央病院救命救急センターは12月5日、東部消防や県東部の医療機関に、「指示要請に応じない」といった主旨のメールを送っていたことが分かりました。
東部消防によりますと、12月5日から約10日間にわたり指示要請が拒否され、その間、3件の救急搬送で別の病院の医師に指示要請し直したということです。
現在は、通常通り指示要請に応じているとしています。
県立中央病院はこのことについて、「12月5日から14日の間、当院の救命救急センターが消防署からの指示要請に応じておりませんでした」と、指示要請に応じなかったことを認め、「大変不適切な行動であり、県民の皆様、消防関係者の皆様にはご心配、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした」とコメントしています。