「買い物に出るのも大変でした」 大雨で道路崩落の日御碕地区 住民が仮設道路通行可能に 生活再建へまた一歩 島根県出雲市
大雨によって県道が崩落し、緊急車両用の仮設道路が作られていた出雲市大社町日御碕地区で8月11日から住民の車両も通行できるようになりました。
11日午前9時から、住民が通行できるようになった仮設道路は、緊急車両が通行するために先月29日に設けられたものです。勾配を緩やかにする工事などが完了したため、日御碕地区の住民が使用する車両のほか、地区の宿泊施設に置かれたままになっていた宿泊客や従業員の車両などが、新たに通行できるようになりました。
仮設道路は長さ約200メートルで片側交互通行。出雲市などが発行する許可証を警備員に見せることで通行できます。早速、道路を通る住民からは「よかったです」「買い物出るのもなかなかでしたので、それが楽になりました」などと喜びの声が聞かれました。
仮設道路の通行が可能になったことで、住民の生活再建がまた一歩進んだ形です。島根県は今後、観光客など一般の人が使用する車両も通行できるよう、対応を急ぐということです。