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鳥取県「来年度早期の再開を目指す」 米子-香港季節定期便が終了 搭乗率は6割ほど アウトバウンド伸びず課題も

2024年2月28日 18:48
鳥取県「来年度早期の再開を目指す」 米子-香港季節定期便が終了 搭乗率は6割ほど アウトバウンド伸びず課題も

2月26日に運航を終えた米子-香港の季節定期便の利用実績が発表されました。12月からの約3か月間の平均搭乗率は60.3%で、利用増への課題も残ります。今回の季節定期便の運航は、いったん終了となりますが、鳥取県では2024年度の早い時期に運航を再開したい考えで、航空会社と調整を進めていく方針です。

3年10か月ぶりに再開した米子-香港の季節定期便は、23年12月18日から24年2月26日にかけて、香港航空が週4便(月・水・金・日)を運航していました。

期間中の提供座席数1万1832席に対し、総搭乗者数は7137人で、搭乗率は60.3%でした。このうち、94.2%が外国人訪日客だったということです。インバウンドは堅調だったものの、米子から香港を訪れるアウトバウンド需要を喚起できていないなど、課題も残ります。

月別で見ると、23年12月の搭乗率はクリスマスや年末年始の休暇があったことで67.8%と高い水準だった一方、24年1月は反動減などで51.4%と伸び悩みました。24年2月は旧正月の休暇を活用した訪日観光客の増加を受け、65.8%となりました。

鳥取県国際観光・万博課では「休暇を利用した訪日需要を取り込むことができ、一定の需要があることを確認できた」と話し、来年度の定期便の早期再開を目指し、香港航空と調整を進めていくということです。また、今後の運航再開を見据え、継続的にインバウンド・アウトバウンド両面でのプロモーション活動を強化していく方針です。

最終更新日:2024年2月28日 18:48
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