「インスタ映えする料理をしていかないと」 外国人が求める“日本らしさ”で 県内の料理人が「むきもの」の技を学ぶ 鳥取県
今後、鳥取県でも増加が見込まれるインバウンド。外国人が求める日本らしさで喜んでもらおうと2月27日、県内の料理人が「むきもの」の技を学びました。
四季折々の料理を引き立てる飾り「むきもの」。その華やかさで料理を彩ります。目で見て楽しめるとあって外国人にもとても人気だといいます。
鳥取県を訪れる外国人の需要に応えようと、「むきもの」の技を県内の料理人が学ぶ研修が初めて開催されました。講師を務めるのは、鳥取市の和食料理店の総料理長で鳥取県日本調理技能士会会長でもある岩本栄二さん。2月27日は、普段から飲食店で調理に携わっている人や調理は初心者だという人も参加。大根と人参を使ったボタンの花飾りを作ります。季節感を出したり、料理に意味合いを持たせたりする重要な「むきもの」。コツを教えてもらい、丁寧に切り進めていきます。
参加者
「とっても難しいです。なかなか先生のように上手にできないですけど、少しずつ練習してお店でも活用できたらと思ってます」
「外国人がやっぱり多いので、インスタ映えする料理をしていかないといけないなと。この剥き方も見た目は簡単なんですけど、指の方向とか包丁の入れ方とかを細かく教えてもらってすごく勉強になりました」
鳥取県日本調理技能士会 岩本栄二 会長
「真剣に取り組んでいただけていると思います。こういう技術が食材を手助けするものになればいいかなと思います」
鳥取県では3月、飲食店を対象に富裕層向けの料理実習を予定していて、観光客に喜んでもらえるよう積極的に取り組んでいきたいとしています。