大量のごみをう回路を歩いて収集車へ 孤立状態の続く日御碕地区 燃えるごみの臨時収集 「夏場ですので、水分が多いごみが多いので運ぶのが大変でした」 島根県出雲市
軽トラックに大量のごみ袋。大雨で道路が崩落し、孤立状態が続いている島根県出雲市日御碕地区で7月17日に燃えるごみの臨時収集が行われました。
大雨により7月9日に地区につながる道路が崩落。徒歩でう回路を通ることはできるものの、車両は通行することができず、日御碕地区では235世帯がいまだ孤立状態となっています。道路崩落前までは週に2回燃えるごみの収集日があり、平均800袋がでていました。しかし、道路の崩落以降、地区にごみ収集車が入れず、住民たちはこの1週間、ごみを自宅で保管していました。
住民
「ずっと置いていると生ごみなんで、大変なので助かりました」
「こういう状態なのでしょうがない。早く道路が直ってくれるといいですけどね」
臨時の集積場に次々と集められるごみ袋。7月17日は、約300袋が運び込まれ出雲市や県の職員など25人がう回路を通ってごみ収集車へ運んでいきました。
出雲市役所 環境施設課 江角健 課長補佐
「夏場ですので、水分が多いごみが多いので運ぶのが大変でした。燃えるごみ以外については、今後家庭で保管していただいて、折を見て運搬のお知らせをしたいと思っております」
出雲市は今後も定期的に臨時の集積場を開設し、収集を行うとしています。また日御碕地区では地元の漁師の協力を得て、ごみを大社漁港まで船で運搬する案を市に要望しています。