春闘を前に連合トップは何を語ったのか? 日本労働組合総連合会の中国ブロック代表者会議開催
日本労働組合総連合会、いわゆる「連合」の中国ブロック代表者会議が鳥取県米子市で開かれ、連合トップの芳野友子会長も出席しました。
米子市で開かれた連合の中国ブロック代表者会議には、連合本部や中国5県の代表者など20人が出席しました。今年の春闘の賃上げ水準について連合本部は、去年の目標「5%程度」を上回る「5%以上」を掲げています。こうした中、連合トップの芳野友子会長はー。
日本労働組合総連合会 芳野友子 会長
「昨年は30年ぶりの高水準を超えることで成果を出したわけなんですが、残念ながら物価高で実質賃金はマイナスが続いています。中小規模事業者、そして非正規雇用労働者の“底上げ”がどの位出来るかがポイントと思います」
また、芳野会長は、賃上げするために中小企業は、発注側に対して、原材料高騰による価格を上乗せした分も合わせた料金交渉を行うことや労働組合がない事業所にも賃上げが波及する環境整備の必要性を訴えていました。
今年も春闘の最大のテーマは、「物価高騰を上回る賃上げ」。家計や地域経済にも大きな影響を与える注目の”春闘”。山陰地方では、3月上旬から中旬にかけて本格化する見通しです。