細田博之 元衆議院議員の地元でお別れの会 森喜朗元首相など約1000人が参列 岸田首相の弔辞は高階恵美子 衆議院議員が代読 島根県松江市
内閣官房長官や自民党幹事長などの要職を歴任したほか、衆議院議長も務め去年11月に亡くなった細田博之 元衆議院議員。2月11日に地元・島根県松江市でお別れの会がしめやかに営まれました。
祭壇に掲げられた細田博之さんの遺影。式典には、森喜朗元首相や額賀福志郎衆議院議長など約1000人が参列しました。そして、高階恵美子衆議院議員が岸田文雄首相の弔辞を代読しました。
弔辞 高階恵美子 衆議院議員(岸田文雄首相の代読)
「地方の声が国に届きにくくなる現状を先生は心から憂い、選挙制度の改正や憲法改正を人生の集大成にしようとされていたのではないでしょうか」
細田さんは、1990年に父である細田吉蔵さんの地盤を引き継いで衆議院議員選挙に出馬し、46歳で初当選を果たしました。第2次、第3次小泉内閣では官房長官を務めたほか、自民党幹事長など要職を歴任。その傍ら離島や人口減少地域への議員立法を主導し、過疎に悩む地方の問題を国に届けてきました。
しかし、いわゆる統一教会をめぐる疑惑などが取り沙汰される中、去年10月には体調不良を理由に衆議院議長を辞任。そのわずか1カ月後に帰らぬ人となりました。
自民党島根県連副会長の青木一彦参議院議員はー。
青木一彦 参議院議員
「強い信念と執念ともいうべきふるさとへの思いで、必死に法律を作り上げていくお姿に間近に接し、改めて敬服の念を抱いたところです。先生の目指してこられた地方創生に一層まい進していくことをここにお誓いいたします」
細田さんの故郷への思いを受け継ぐと述べました。
式典の後には一般の人も焼香し、国会議員として33年あまりにわたる細田さんの遺徳をしのんでいました。