松江城の伐採された樹木の行方は… 市民からアイディアを募集 ベンチや本棚として有効活用 島根県松江市
島根県松江市の上定市長は松江城での伐採樹木について、今後ベンチや本棚として利活用すると会見で発表しました。
松江市 上定昭仁 市長
「伐採などの緊急対応をしているところです。一方で木々は樹齢何百年のものもありまして、それを有効に活用していきたい。市民の皆さまからのアイディアも募集しまして、9件のアイディアをすでに採用しています」
松江市は去年から防火や石垣の崩壊防止などの目的で、城の東側に生えている樹木、49本を伐採。さらに今年7月の大雨の影響で松江城入り口近くにあった高さ20メートルのクロマツが倒木。これを受け精密診断を行い、40本のうち倒木の危険性が高いと判断した32本を伐採しました。
伐採した樹木の一部は、今年4月、リニューアルオープンしたプラバホールの座席札に。ほかにも、市民からアイデアを募集し、ベンチや本棚の制作に取り掛かっていて、ベンチは松江城山公園や出雲空港に。本棚は来年度をめどに市内の小中学校に寄贈する予定にしています。