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移住定住を促進へ 県の新たな取り組み"バーチャルとっとり" オンライン同窓会を開催 鳥取県

2024年3月4日 17:55
移住定住を促進へ 県の新たな取り組み"バーチャルとっとり" オンライン同窓会を開催 鳥取県

懐かしい話に花を咲かせることが醍醐味でもある同窓会。しかし、近年はコロナ禍の影響でその機会を失った人も少なくないのではないでしょうか。3月3日、ある場所で開かれた同窓会。鳥取県が始めた新たな取り組みを取材しました。

3月3日、私たちが訪ねたのは、鳥取市に住む酒本勇太さん。

参加者 酒本勇太さん
「鳥取の同窓会に参加したいと思います」

時間は午後4時。開始5分前にもかかわらず、会場には向かいません。実はー。

参加者 酒本勇太さん
「オンラインで県外の方もいるかもしれないので、まったくかかわりのない方とも出会うきっかけになると思うので、すごくワクワクしています」

酒本さんが参加したのは、対面ではなくオンラインの同窓会。

司会
「みなさんこんにちは。バーチャル同窓会『33祭』にお越しいただき、ありがとうございます」

この「バーチャル同窓会」は、コロナ禍で開催できなかった同窓会の機会をと、30代を中心に約40人を集めて鳥取県が開催。県内外問わず参加できるためこんな狙いもー。

鳥取県移住定住・関係人口室 杉田大輝 主事
「鳥取県のいろんな情報発信もこれからバーチャル空間でしていくので、その先には関係人口(の増加)や移住に結び付けてほしい」

移住定住を促進するために、情報発信などを行うバーチャル空間のオープンを進める鳥取県。今回はそのプレイベントとして開催したのです。酒本さんは、普段鳥取に関するWEBマガジンの運営を行っていて、今回はこの取り組みに興味を持ったため参加。顔などを自由に組み合わせられるアバターを使ってバーチャル空間に溶け込みます。

参加者 酒本勇太さん
「なんかちょっと雰囲気はライブ会場に来たみたいですね」

この同窓会の中には、鳥取県の平井知事もアバター姿で参戦。

鳥取県 平井伸治 知事
「この新しい”バーチャルとっとり”で、これからいろいろなイベントをやっていきたい」

さらにゲストを招いて鳥取のクイズを行うなど約1時間にわたり交流しました。

参加者 酒本勇太さん
「バーチャルでないとできないような企画もあって、すごくおもしろかったです。参加者と交流したり、発言できたりそういうのが増えると参加型になっていいなと思いました」

初めての試みとなった今回は、参加者同士の交流が少ないなど課題が残ったようです。

鳥取県移住定住・関係人口室 杉田大輝 主事
「”バーチャルとっとり”は双方向のやりとりを大きなメリットのひとつとしているので、意見を頂戴しながらよりよいイベントをこれからも作っていきたい」

3月20日にはこのバーチャル空間を活用した婚活イベントを開催予定。どこからでも気軽に参加できる新たなイベント空間が広がりをみせています。

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