松江城近くでの高層マンション建設の基準を規制 審議会ではこれまでの基準の見直し案をおおむね了承 来年4月から新基準での運用を目指す 島根県松江市
11月19日、島根県松江市の景観形成について議論する審議会が開かれ、松江城からの眺めの基準について規制をより厳しくする見直し案を審議し、おおむね了承されました。
松江市では、国宝松江城のすぐ近くで建設が進められている19階建ての高層マンションについて、一部の市民から景観が損なわれるなどと反発の声が上がっています。そこで松江市は建築物の高さをより厳しく規制するために、まずは松江城からのふさわしい眺めの基準を見直そうと、松江市景観審議会の中の専門委員会で議論を進めてきました。
見直し案では今後新しく建設する建物の高さについて、これまでの基準である「天守から見える一番高い山の稜線を妨げないから」それよりも低い「手前の山の高さに接しない」に変更など。19日は、この見直し案をさらに審議しおおむね了承されました。
松江市では来年4月から新たな眺望基準の運用を目指しています。